【転職の戦略】自分という商品の便益と独自性を考えよう

転職の際に自分を信じる人

転職は自分という商品を企業に買ってもらう行為です。


つまり、マーケティングの範囲になります。

転職を希望するあなたは売り手側です。

まずは「便益」と「独自性」についてですが、この記事では下記のように考えてください。

「便益」
企業があなたに求める必要不可欠なもの

「独自性」
あなたにしかない独自のアピールポイント

※参照:「顧客起点マーケティング」 著者:西口一希

今回はいかに自分という商品を買ってもらえるようにするかについて、企業側の視点含め紹介いたします。

目次

転職の戦略STEP1 企業は何を求めているのか?を考える

転職では自分を必死に売り込みがちですが、

相手が何を求めているか考えること、が全てのスタートです。

企業が応募者に何を求めているのか、考えてみましょう。

一般的には、

「便益」
・業界や業種の経験はあるか
・給料に満足してもらえるか
・勤務時間は問題ないか
・清潔な身だしなみか

などです。

たとえば、

■証券会社の営業職の求人募集

なら、企業が求める便益は

・営業の経験がある人
・年収500万円で働いてくれる人
・平日朝8時半~19時くらいまで働ける人
・スーツをしっかりと着ている人
・人に不快な印象を与えない人

などになるでしょう。

これが、企業が求める人材の最低要件です。

→「最高の経歴書」が存在しない理由とは?

転職の戦略STEP2 自分という商品の「便益」を考える

企業が求めるもの(便益)を考えたら、次は自分という商品の便益について考えます。

先ほどの具体例でいくと

・営業の経験がある
・年収400万円で納得できる
・平日朝8時半~19時くらいまで働ける
・スーツをしっかりと着ている
・人に不快な印象を与えない

これを満たせるかどうかをまず考えます。

自分の中で、
・「営業職の経験がない」
なら、アウトです。
企業の求めるものを満たせないので、転職できる可能性はかなり低くなります。

また、
・「年収600万円無いとダメ」
・「18時までには帰りたい」
などの要望があるなら、企業の求めるものと合致しないので、これもアウトです。

一方で、自分の実績や得意分野として
・経理で6年間働いた実績がある
・webデザインなら得意
などのアピールポイントがあると思いますが、

企業(買い手側)が評価しないものは、転職活動では役に立ちません。

全て企業目線で考えないとダメです。

プロ野球選手の卵を探しているチームに、世界一の重量挙げ選手が応募しても、不採用となるでしょう。

相手が求めているものを満たすこと、それを基本軸にして考えてみてください。

企業が求めるもの(企業の便益)と自分が提供できるもの(自分の便益)を合致させることが、大切です。

転職の戦略STEP3 自分という商品の「独自性」を考える

企業が求めるものを自分が満たせることが分かったら、次は独自性を考えます。

独自性とは「相手が評価する、自分だけのアピールポイント」です。

先ほどまで見てきた「便益」は、自分以外にも満たすことが出来る人はいるでしょう。

・年収400万円で十分
・朝8時半~19時まで働ける
・営業経験ある
・スーツをしっかりと着ている
・人に不快な印象を与えない

を満たせる人は、結構いそうですよね?

すると、企業側からすれば、採用する決め手は何になるでしょうか?

答えは「応募要件には書いていない、+αの何か」です。

たとえば、企業の求める便益を満たしたうえで、

【独自性】
・前職では営業成績ずっと1位でした。

これはあなたにしかない、スーパーな独自性ですよね。

前職で直近の1位はこの世にあなた一人しかいないためです。

また、企業が求める営業職に関しての独自性なので、大きく評価されるでしょう。

他の応募者と比較して、あなたが採用される可能性は極めて高くなります。


「そんなにすごい実績ないよ、、、。」

そうですよね。
でも、心配はいりません。こんなに輝かしい人はめったにいません。

私も営業職でしたが、ビリを突っ走っていたので、人に自慢できるようなものは何もありませんでした。

ここまで分かりやすい独自性でなくても、

【独自性】
・チームワークを重視した働き方ができる

などでも良いです。

これだけだと、他の人も同じことが言えそうですが、エピソードを絡めれば、自分だけの独自性となります。

具体的には、

「私はチームワークを重視した働き方も得意です。前職では大きな案件を落とすために、社内の同僚に声を掛け、案件を落とすための情報収集を依頼、提案書も協力して作成し、受注しました。」

みたいな話で大丈夫です。

企業としては「社内の人間とうまくやっていけるか」という部分は、非常に敏感です。

たとえ営業職であっても、チームで連携して動く企業が多いので、単独プレーばかりで、チームワークが無い人は敬遠されてしまうでしょう。


転職においては、よっぽどの人気企業や高い役職で入社しない限り、そこまですごい独自性は必要ないので、安心してください。

転職の戦略STEP4 アピールポイントをまとめる

「便益」と「独自性」が出たところで、アピールするポイントをまとめましょう。

便益は必須事項です。
経歴や希望勤務時間など書類に書けることが大半なので、企業が求めるものをもう一度考えたうえで、しっかり書きましょう。

独自性については、企業が評価するものを考えた上で、エピソードを練りましょう。

ゴリゴリの営業会社のA社
⇒営業の力をアピールできる話(新規開拓のエピソードなど)

チームでの営業を重視するB社
⇒チームワークをアピールできる話(社内アシストや社内協力体制の構築など)

同じエピソードでも、強調する部分・話す部分を変えれば、企業が評価する独自性ある話になるでしょう。

まとめ

冒頭でも書きましたが、転職はどうしても自分を売り込みがちです。

まずは企業が求めるもの(便益)を考えましょう。
そこから自分が提供できるもの(自分の便益)を考え、合致するか見極める、という順番です。

そもそもそこが合致しなければ、仮に採用されてもお互い不幸になります。

そして、自分という商品の独自性を追加できれば、採用される可能性は高いです。

大丈夫です。あなたに合った企業は見つかります。

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