転職活動って営業に似ているのでは?
そう感じた方もいると思います。
結論は
です。
今回は似ている理由や、営業手法の活かし方について、書いていきます。
転職活動と営業は似ている
私も過去営業職をやってきましたが、3回ほど転職しています。
そこで感じたのは、転職も採用企業に気に入られてナンボの世界。
営業と同じです。
自分という商品を気に入って買ってもらうまでに、いろいろとアプローチする。
気に入ってもらえたら、「給料という名の代金」を払って買ってもらう。
ならば、営業で効果のあることは、転職活動でも効果があると言えるはずです。
ステップを比較してみる
転職活動と営業のステップをざっくり比較してみました。
細かく分ければ他にもあると思いますが、大別すれば、やはり似ていますね。
どちらも買い手に対して、どうやって商品を買ってもらうか、という目的に応じた流れになります。
以下、各ステップについて細かくみていきます。
営業のつもりで転職活動をやってみる
応募(アプローチ)
まずは企業への応募です。営業で言うとアプローチにあたります。
応募するには、履歴書や職務経歴書などを作成し、企業に送付しますよね。
その書類を見て、企業がどう判断するかが勝負になります。
ポイント『事前調査』
ここでのポイントは事前調査です。
事前に、応募企業について調べましょう。
その企業の成り立ちや、今力を入れていること、トップの考え方、制度など、調べればたくさん分かることがあります。
そのうえで、企業が何を求めているかを予測し、応募書類に反映します。
こうすることで、面接まで進める可能性はグッと上がるでしょう。
■営業の場合
これは営業でも同じです。
企業にアプローチする際は、その企業のことをHPなり、SNSなり、人に聞くなりして、調べますよね?
調べたうえで、たとえば、
「御社は○○に力を入れられているとお見受けしますが、当社はその分野で△△の実績があり・・・」
というアプローチをすれば、興味を持ってもらえやすくなります。
これを転職活動にも応用してみましょう。
オファー(引き合い)
応募したら、企業からの返答を待ちます。営業の場合も、アプローチした結果を待ちます。
見事に良い返事がもらえたら、次は採用面接のステップに進みます。
ポイント『日程調整』
その際に気を付けるのが、日程調整です。
企業側の都合もあると思いますが、返事が来た日からなるべく早い日が良いでしょう。
「鉄は熱いうちに打て!」
という格言があるように、企業が自分に興味を持ってくれている熱いうちに、面接日程を組みましょう。
■営業の場合
同様に、アプローチの返事が来たら、すぐに次の日程を入れた方が良いですよね。
テレアポでアポが取れそうなら、なるべく近い日程を入れます。
私も新規営業で午前中に電話して、その日の午後に訪問ということもやっていました。
転職活動でも、そのくらいのスピード感で早めの日程を組んだ方が、企業側にも本気度が伝わるでしょう。
面接(商談)
日程が決まり、いよいよ採用面接です。営業だと商談ですね。
愛想良く、はきはきと話して好印象を与えることは必須です。
ポイント『相手の要望把握』
ここでのポイントは「企業側の求めるものを把握すること』です。
もちろん、採用面接なので自分のアピールが主な話にはなるのですが、企業がどんな人材を求めているか?
土日も緊急対応できるような、フットワークが軽い人?
一人でガンガン案件を取ってこれる営業マン?
チームワークを重視して、細かなところまで気配りできる人?
低賃金で働いてくれる人?
色々あると思います。それを企業側との会話の中で探りましょう。
書類が通ったということは、企業側もあなたに興味があります。
お互いのすり合わせをしていくことが大切です。
■営業の場合
商談で商品内容や費用、納期などを企業側に打診。
あとは、要望を聞いてすり合わせします。
妥協できない部分で妥協すると、赤字案件になったり、納期遅れなどのトラブルに繋がったりしますよね。
転職活動でも全く同じなので、相思相愛になれるよう、要望をしっかりすり合わせしましょう。
最終面接(最終提案)
幾度の面接を超えて最終面接です。営業だと、条件を修正したうえでの最終提案ですね。
お互いの意志の再確認
最終面接は人事部長や役員、社長クラスが出ることがほとんどです。
あなたのスキルや希望についての細かな点は、すでにすり合わせ終わっています。
そのため、最終面接では、「本当に本当にこの会社で働けますか?」という意志確認のみの場合が多いでしょう。
「出身はどこ?」「部活は?」という話から、雑談になることも少なくありません。
企業側はこの会社で働けそうか、気が合うかを確かめています。
あなたもそこで同じように、この会社で働けるかを再度自分に確認しましょう。
■営業の場合
修正した提案で問題ないか、相手に追加要望はないかの最終確認ですね。
細かな要望が出れば、受注前に確認する必要があります。
転職活動でも、内定受諾の前に最終確認することが必要です。
内定(受注)
おめでとうございます。内定です。営業だと受注です。
これであなたは入社できることが決まりました。
ポイント『気を抜かない』
内定出たのは良いですが、ここで気を抜かないことです。
まず複数内定出ているなら、どの内定を受諾するか決めましょう。
そして、受託を決めたら、入社までの準備を念入りにしましょう。
提出書類がいくつもあるはずです。
・年金手帳
・マイナンバー
・住民票
・卒業証明書
・身元保証書
etc
会社によって異なりますが、書類は時間かかるので、急いで準備しましょう。
また、会社から入社前に課題が出ることもあります。本を読んでおけなどです。
内定に浮かれて書類が足りず、入社日がズレる。。。
そうなれば多大なる迷惑が掛かるので、しっかり用意進めてください。
■営業の場合
受注したら、納品に向けて社内での事務処理、報告等が必要ですよね。
商品によっては、制作チームとの連携もあります。
受注して喜び、気を抜いてしまいますが、企業からの評価は納品以降で決まります。
転職活動も同様に、入社まで気を抜かずに進めましょう。
入社(納品)
書類も揃えて、晴れて入社です。営業なら納品ですね。
長旅お疲れさまでした!
ポイント『勝負はここから』
入社がゴールではありません。
転職のゴールは「入社後の活躍」です。
入社して満足していると、終わります。
採用した企業としては、自社で活躍してくれると信じて採用しました。
入社してあなたが成果を出さなければ、その評価はダダ下がりです。
新たな同僚とも関係構築しながら、しっかり成果を出していきましょう。
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■営業の場合
営業も納品がゴールでなく、納品後のフォロー、次回提案が勝負ですよね。
企業側は納品された商品やサービスを使って、初めて評価を下します。
納品後のフォローが良ければ、それだけ評価も上がります。
転職活動も同様に、入社後にしっかり成果が出せるかが勝負なので、気を抜かずに張り切りましょう。
営業と基本は同じ
相手の要望をどれだけ満たせるか、が勝負です。
このあたりについては、別記事で詳しく書いていますので、ぜひ読んでみてください。
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転職エージェントをうまく活用しましょう。
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転職活動を営業の一環とらえて、ぜひ、転職活動を無事に終えてもらえたら嬉しいです。