実際に転職をするとなったら、今の会社で何をすべきなのか?
仕事内容や職場環境によってももちろん様々ですが、参考までに例を挙げています。
やっておいた方がよいことも書いていますので、参考にしてみてください。
【逆算】10月1日付けで転職する場合
7月1日 退職意向を伝える(業務は継続)
↑
8月1日 引き継ぎ開始
↑
8月30日 引き継ぎ完了
↑
9月1日 残務処理・身辺整理
↑
9月10日 最終出社日・カードキー等返却・書類捺印・挨拶
↑
9月11日 有給消化開始
↑
9月30日 退職
↑
10月1日 転職
有給消化するなら、最後の1ヶ月はほぼ出社しない人も多いでしょう。
その前までに、引継ぎと身辺整理を完了させ、後任の人が困らないようにしてあげてください。
転職先が決まってから退職意向を伝える
私はこれで失敗しました。
先に退職意向を伝えてしまうと、職を失うことが確定するので、転職活動に余裕がなくなります。
まずは転職先に内定をもらってから、今の会社に意向を伝えましょう。
今の会社から「退職日を伸ばしてほしい」と言われた場合、内定先に交渉可能なはずです。
仮に一瞬でも無職になると、国民年金の支払いなどが発生し、手間もかかってしまいます。
空白期間を作らないためにも、転職先が決まってから退職意向を伝えることを徹底しましょう。
退職にあたりやっておいた方が良いこと
☆円満退職を目指す!
まず大前提で、円満退職を目指しましょう!
これからの社会人生活、どこで今の会社の人と繋がるか分かりません。
辞めた会社が転職先の取引相手だった、ということも結構あります。
また、良い辞め方をしていれば、どこかで人や仕事を紹介してくれることに繋がったり、縁が残ります。
辞めても仲間でいてくれるというのは、楽しいですよ。
ぜひ試してみてください。
身辺整理
要らないものは全部誰かにあげてしまいましょう。
心機一転するためにも、キレイに整理した方が良いです。
仕事環境を整えるために自分で用意したものも、あげてしまっても良いと思います。
新しい会社に行けば、新しい環境に適したものを自然と揃えるようになるので。
なお、会社の備品は返しましょう。
引継ぎシート作成
できればシートは作成してあげた方がよいです。
たとえば営業職なら
・クライアント、担当者の情報
・過去の案件、進行中の案件
・提出済み見積もりの共有
・気を付けた方がよいこと
などを簡単にExcelなどにまとめて渡してあげると、引継ぎされた方は安心できます。
大企業なら引継ぎフォーマットが存在する会社もありますし、毎年の長期休暇で使っている引継ぎシートを改変する形でも良いと思います。
クライアントに対し後任を引き立てる
クライアントに退職する旨を伝えます。
その際、関係性の濃いクライアントであれば、後任を立てるように引き継いであげましょう。
後任の人とは一から関係性を作っていくので、クライアントも不安があります。
「後任は、○○という者で、この業界が長く、御社の事業領域にも詳しいので、安心してください。」
「後任は、△△さんと同じ関西の出身で、かつ社内でも優秀な人間なので、ご安心ください。」
など、クライアントの不安を払しょくし、後任が入っていきやすい環境を作ってあげることが大切です。
担当者が変わると離れてしまうクライアントは、一定数必ず出てきます。
離反をなるべく抑えるためにも、クライアントに報告する際は、後任の人を引き立ててあげましょう。
退職後も連絡OKと伝える
退職したからといって、あなたがその会社で働いていた事実は消えません。
あなたしか分からない情報も必ず出てきます。
後任の人は、過去の案件の詳細や、クライアントとのやり取りについて、確認する場面が出てくるかもしれません。
その際に、気軽に連絡取れる関係にしておけば、引継ぎされた後任も困らないでしょう。
実際、私も退職後2年以上経過しても、案件内容の確認について連絡が来ます。
安心させてあげるためにも、
「辞めた後でも、分からないことあれば、いつでも聞いてくださいね」と伝えておきましょう。
同僚への感謝
どんな形でも良いので、感謝を伝えた方がよいです。
なぜなら、辞めた後の負担が同僚にいくからです。
「あの人、やっかいな仕事残していきやがって」
と思われたら恨みだけ積もってしまいます。
緩和するためにも、しっかり感謝の気持ちを伝えておきましょう。
私も大きな案件の進行を残した状態で退職することになりました。
そのため、ベンチャー企業で人数も少なかったので、社長含め、会社の同僚30名くらいに簡単な手紙を書きました。
それくらい、感謝の気持ちを伝えることは大切だと思っています。
時間に余裕を持った転職活動を
目の前の仕事をしながら、転職活動を続けるのは大変です。
余裕がない状態で、あせって転職先を決めてしまうこともあります。
でも、大きな人生の転機になるため、「本当に自分はどうしたいのか」をしっかり考えて決めた方が後悔はしません。
○か月後に転職しようと決めたら、逆算し、時間に余裕を持って行動しましょう。