毎日毎日ペコペコしてばかり。
お客さんに気を遣いすぎて本当にしんどい。
もしペコペコしないで済む仕事がしたいなら、
お金を払う(発注する)側の仕事を探しましょう。
なぜなら、
です。
これはビジネスの共通事項です。
お金を払って、何か物を買ったりサービスをしてもらうので、基本お金を払った側の方が強いです。
会社があなたに対して業務命令できるのも、あなたに給料という形でお金を払っているからです。
極端に不可解な命令でなければ、「仕事だから」、と引き受けますよね。
お金は「もらう側」より「払う側」の方が立場が強いことを、まずは覚えておいてください。
今回は、お金を払う側の仕事について、書いていきます。
お金を払う側が市場のルールを決める
まず、お金を払う方がルールを決めます。
なぜか?
顧客の要望に応えないと、商品やサービスを買ってもらえないから
です。
顧客が求めるものを無視した会社は滅びます。
つまり、顧客=お金を払う側、が市場のルールを決めています。
それほど、払う側の方が強いということです。
有名企業でも立場は弱い
誰もが知っていて、就職人気の高い会社でも、実際の仕事ではペコペコしてることも多いです。
お金をもらう側の仕事だからです。
たとえば、高給取りで有名な外資系コンサル。
20代で年収1000万円以上はザラ。
しかし、コンサル先の会社に「お金をもらって」経営アドバイスしたり分析したりする仕事。
お客の機嫌を損ねたりすると、契約を打ち切られるため、頭が上がりません。
電通や博報堂などの広告代理店の営業も同様です。
華々しく広告を手掛けているイメージですが、泥臭いです。
なぜなら、広告主(企業)にお金を出してもらわないと、仕事が成り立たないから。
お金を払っているのは、広告を出したいと思っている企業です。
その企業の要望に応え続けなければ、広告代理店は1円ももらえません。
いくら素晴らしい広告が作れたり、プレゼンが上手くても、広告主がウンと言わなければボツです。
私もベンチャー広告代理店で働いた経験がありますが、広告主に対しては基本的にペコペコする立場になります。
→何故ベンチャーで働くと成長するのか?経験者から見た5つの理由!
お金を払う側の仕事とは?
では、お金を払う側の仕事にはどんなものがあるでしょうか?
基本はBtoB(対企業)の仕事です。
BtoC(対一般消費者)の仕事では、基本的に「何かを売って、お金をもらう」仕事になります。
ポイントは
「会社のお金をどこに使うか、決められる立場にある仕事」
です。
まず挙げられるのが、
・小売店などでのバイヤー(買付、仕入れ)の仕事
会社のお金で商品を仕入れる立場なので、メーカーの営業マンが必死で売り込みに来ます。
立場としては、かなり強いです。
他には、
・企業の広告担当者
どのメディアに広告を載せるかを決められるので、色んな媒体社や広告代理店から売り込みがあります。
また、
・備品購入やシステムの担当者
なども、どこにお金を払うか決められる強い立場にあるでしょう。
上記のように、基本は
・発注業務の担当者
です。
ただし、発注先を決められる権限を持つには、ある程度の経験や社歴が必要なことが一般的です。
成長するなら、両方経験できる仕事
お金を払う側、もらう側、両方が経験できる仕事もオススメです。
たとえば、通常の営業職であれば、商品やサービスを売ってお金をもらう仕事です。
ですが、サービスを売るのに、協力会社が必要な場合はどうでしょうか?
たとえば、
<雑誌を作る>となった場合、
①雑誌に載せる広告を広告主にお願いしに行く(お金をもらう仕事)
②雑誌を印刷するため、印刷会社に依頼する(お金を払う仕事)
少なくとも二つの仕事が発生します。
この②については、印刷会社にお金を払うため、発注者側の立場での仕事になります。
お金をもらう仕事、払う仕事が同時に経験できる。
これは大きな成長につながります。
その理由は下記のとおりです。
発注側の気持ちが分かる
・あのサービスは料金に含まれるのか?
・お金払ってるのに、連絡が全然こない。誠意をもって対応してくれない。
・きちんと納品してくれない。
・追加でお金を要求されたら社内処理が大変。
もらう側では見えなかった悩みや心配が、たくさん見えてくるでしょう。
自分も営業を受けてみることができる
お金を払う側になるということは、営業された上で、商品やサービスを買うか決められる、ということです。
普段、お金をもらう側の仕事をしていると、営業を受けることはあまりないはずです。
営業を受けることで、発注者側はどういうところに関心を持つのか、ネックになるのか、たくさん知見を得られるでしょう。
お金を払う側の仕事を探すなら
転職エージェントを使うのがおすすめです。
未公開の求人案件なども紹介してくれるので、情報収集のためにも登録しておきましょう。
・リクルートエージェント
・doda
・マイナビAGENT
などの大手であれば、案件もたくさん保有しています。
ただ、担当者の当たり外れがありますので、複数登録して比較することをオススメします。