大企業からベンチャーへ転職した私。その理由と感想(良い面、悪い面あり)

大企業

『今、大企業で働いているけど、ベンチャー企業で働こうかな。』

・今の仕事に張りがない
・待遇は良いけど、成長できてる実感がない
・このまま出世できないなら、いっそ挑戦しようかな
・ベンチャーで自分を鍛えたい

そんな風に思っている方に、お伝えしたいことがあります。

ベンチャー企業は甘くない!!

「大企業で頑張れてる自分なら、何とかなるだろう」

そう思っている方、ボコボコにされますよ??笑

私もボッコボコにされました。

私は社員約1万人の大企業から、社員50人程度のベンチャー企業へ転職しました。

私が大企業からベンチャー企業に転職した理由は、
「経営者の近くで働いてみたかったから」です。
※大企業での仕事がモラル違反なこともありました。

大企業だとどうしても、仕事の全体像が見えず、社長なんて社内イントラの中の人です。

もちろん社長と話す機会なんてほぼゼロ。

経営陣が何を考えているかなんて全く分かりません。

仕事も細分化されているので、営業でも「提案・受注」の部分だけの担当でした。

仕事面白くない!
もっと経営に近いところで働いてみたい!

そう思って転職しましたが、当初は地獄の毎日でした。。。

大企業で働いてたプライドが残っていて、グチだけは一人前。

自分の弱さを認められない。
仕事は大量にある。
成果が出ない。

別記事でも書きましたが、メチャクチャつらかったです。
→「仕事に本気になれないと、少しずつ廃人になるけど大丈夫?

ですが、結果的にはベンチャー企業に行って、本当に良かったと感じています。

この記事では私の経験を通して、大企業とベンチャー企業のリアルな違いと感想を書きます。

私はベンチャー企業への転職を誰にでも勧めるわけではないです。

合う人、合わない人がいます。

ベンチャーは基本的に若い人ばかりなので、年齢が高いほど不利です。

合う人はすぐに転職した方が良いです。
が、合わない人はもう一度よく考えた方がいいでしょう。

大企業で働いていて、ベンチャー企業への転職を考えている方は、この記事をぜひ判断材料の一つにしてください。

目次

大企業とベンチャー企業の比較

【転職前】
大企業、金融機関、toC新規営業、無形商材、体育会系、約1万人

【転職後】
ベンチャー企業、広告代理店、toB新規・既存営業、無形・有形商材、和やか系、50人

大企業の良かった面、悪かった面

良かった面

・給与
やはり大企業なので、大卒平均給与の1.5倍くらいありました。

・人
優秀な人が多いです。喫煙者も多かったです。

・教育
入社研修中は寮生活でした。お辞儀の角度まで毎日しっかりプログラムがありました。

・同期
同期入社が大量にいたので、そのつながりが出来ました。

・悪かった面

・部署を超えた交流は皆無
いわゆる縦割りでした。

・出世競争
社員の最大の関心ごとは人事です。入社何年経っても、誰々がどこの部署に行ったという話をしています。

・風通し
末端社員の意見は通りません。新しいプロジェクトなんて、立ち上げる仕組みも文化もないです。

・慣習
今までやってきたことを踏襲します。女性社員のお茶汲みなんて当たり前でした。

・仕事の裁量
細分化された、決まった仕事以外はできませんでした。

大企業に勤めた感想

大企業はやはり待遇が良かったので、そのまま会社に残っていれば、生活には困らなかったでしょう。

仲間も良い人ばかりで、一緒にいてとても楽しかったです。

ですが、廃人になっていたと思います。

仕事が面白くなかったからです。

既に決められている仕事しかできず、自分の意見は通らない。

自分の上司の上司の上司の上司が決めたことについて、疑問を持ちながらも毎日淡々とこなしていく。

そんな日々が苦痛でした。

大企業で働き続けた、仮の未来を考えると、

結婚して子どもが出来て、お金もそこそこある、周りから見れば幸せ。

でも、本心ではずっと「このままでいいのかな」、

と悩み続ける未来になっていたと思います。

「家族のために、、、」なんていう綺麗な言葉で、自分の心を偽って、毎日を過ごしていたでしょう。

まさに自分の心を失った廃人です。

私はそんな未来は嫌だった。

自分に嘘はつきたくないと思っていた。

自分の本心に従って行動したかった。
だから、ベンチャー企業へ転職しました。

そして、転職して良かったと思っています。

ベンチャー企業の良かった面、悪かった面

良かった面

・経営陣との距離
社長も役員もみんな同じフロアに居て、すぐ声が届く距離でした。気軽に相談や、経営陣が何故この施策を取ったのかも、直に聞くことができ非常に良かったです。

・自分の発言時間がある
大企業にはなかった「個人の意見を聞く」という文化がありました。毎日一人ひとり発言する機会があり、内容によっては意見を採用してチーム全体を動かしていく、これは私にとって衝撃でした。

・工夫できる
ベンチャー企業はインフラが無かった分、自分のやりやすいようにやれます。たとえば、PCはセキュリティも緩いため、ツールをインストールし放題でした。外注先も勝手に探して、試してもOKでした。

・多様な経験を積めた
私は営業とプロジェクト進行兼務でしたが、新規開拓・ルート営業・提案・受注・制作・進行管理・納品・債権回収をやりつつ、その他の採用業務の手伝いや、自社サイト運用などを兼務でやっていました。

・仕事を任せてもらえた
20代でも、大きなプロジェクトを任せてもらえました。他の社員も20代~30代前半ばかりなので、任せて当然という雰囲気でした。

悪かった面

・待遇が悪い。残業代出ない。
ボーナスもありませんでした。大企業から来た人だと、生活レベルを下げないと暮らしていけないでしょう。

・残業、徹夜上等
ベンチャーは人が少ないので、一人当たりの業務量は非常に多かったです。なので、残業や徹夜で何とか終わらすことが普通です。

・人の入れ替わりが激しい
ベンチャーは激務で薄給なので、すぐ人が辞めます。私がいたときは5年で7割近くの人が入れ替わっていました。

・教育は完全OJT
研修制度なんてありません。人を育てる余裕もないので、とにかく案件をやらせて現場で覚えさせるスタイルです。合わない人には厳しいかもしれません。

・看板が無い
小さなベンチャー企業なんて誰も知りません。信用力がなくて、取引を断られたこともあります。看板がない中での新規営業は特に大変でした。

【ベンチャー企業に勤めた感想】

ベンチャー企業で働いた経験を得て、本当に良かったと思っています。

ただ、日々は非常に辛かったです。

大企業と違って、全くインフラと教育システムが整っておらず、入社しても仕事がありませんでした。

なので私は入社したての頃、毎日朝礼で「仕事ください」と言って社内営業していました。笑

逆に仕事が付き始めると、膨大な量に日々終われていました。
毎日残業で深夜コースです。

飲みに行こうにも、大体お店が閉まっていました。

つらすぎて心が折れたこともあります。
→「仕事に疲れたら、「極端に休む」のが最善な理由とは?

でも、少し落ちついて振り返ってみると、

・自分で勝手に外注先を見つけて、価格交渉などできる
・100人規模の社員旅行を0から全て企画できる
・社長に1対1で3時間人生相談する
・全員が一丸となって目標を追う熱気の中で、仕事をする
・大型プロジェクトをリーダーとしてチームを組んで、成功させる


など、小さなことから大きなことまで、大企業ではできない経験が本当にできたんだなと感じています。

また、大企業には優秀な人が多いというのは本当ですが、ベンチャー企業も違う意味で優秀な人がたくさんいました。

大企業の先輩や上司は非常に優秀でスマート。

持ち物から、立ち振る舞い、交渉の仕方まで洗練されていました。

一方でベンチャー企業は自分の思った道を突き進めて、行動力のある人たちが多くいました。

カッコつけずに、とにかくやってみるという人たちです。

(カッコつけの私は仕事がうまくいかず、とても苦労しました。。。)

私は、ベンチャー企業に転職して給与が激減しました。
→「年収ダウンの転職でも幸せか?【650万円→360万円】になった実話

しかし、それでもお金以外に得られたものは大きいと思っています。

月並みですが、あの時苦労しながらも、色んなことに挑戦し、成功体験を作れたことが、今も自分の自信につながっています。

「あれだけ苦しいこと乗り越えて、やり遂げられたのだから、今回も何とかなる」

という気持ちです。

芽が出るまで時間は掛かりましたが、

私にとって、ベンチャー企業で働いた経験は、大きな心の支えとなっています。

ベンチャー企業で働いて一番変化したこと

先ほども書きましたが、一番変化したことは「成功体験を作れたこと」です。

成功体験ができたことにより、自分に自信が持てました。

自分で一から挑戦して成し遂げた。

仕事に夢中になって、何としてでも成功させたい、そう思って取り組んだ。

全てにおいて優先してやり抜いた。

ベンチャー企業ではそんな経験を得られる可能性が高いです。
私の場合は、会社で最も大きい金額のコンペ案件を手がけて、受注できました。

大企業時代も全く成果が出せず、超へなちょこ営業マンだった自分が。

全て他人のせいにして逃げていた自分が。
プライドが高かった自分が。
そんな自分でも、一生懸命やればこんな仕事ができるんだ、
そう思えた瞬間でした。

仕事はすごく大変、でも得られる経験と、それによる自分の成長は圧倒的に大きい。

私はベンチャー企業をそう感じています。

大企業からベンチャー企業への転職に向いていない人の特徴

冒頭でも書きましたが、私は誰にでもベンチャー企業への転職を勧めるわけではありません。

確実に向いていない人もいます。

「思っていたのと、違った。。。」程度であれば、問題ないですが、
「こんな環境では働けない!」となったら、不幸です。

ちなみに仕事の能力で、向き不向きはないと考えています。

どちらかというと『仕事や生活に対する考え方』です。

下記を参考にしてみてください。

①今の生活レベルを守りたい人

大企業から転職してベンチャー企業で働くと、ほぼ間違いなく待遇は悪くなります。

仕事量は増えるのに、給料は下がるパターンです。

実際、私と同じように大企業からベンチャー企業に移ったが、
お金のために辞めていった人も多くいます。

もし、生活レベルを今と変えたくないなら、転職するのはやめた方が良いです。

それくらいの覚悟もない人は、ベンチャー企業では辛くなるだけですので。

②プライドが高い人

大企業で働いている人は、無意識にプライドが高くなっている人が多いです。

少なくとも、

  • 就活競争を勝ち抜いて、入社した
  • 誰もが知っている企業で働いている
  • 同年代の中でも給与もらっている

という自負が心の片隅にあるからです。
他と比べて優れている、そう思ってしまっています。

はい、私もでした。

主観ですが、そういう人は打たれ弱く、行動力も鈍い傾向があります。

ベンチャーでは、仕事は自分で見つける必要があり、自分で成長する機会を作らないといけません。

そんな環境ではプライドなんて1mmも役に立ちません。

年下の後輩にも、頭を下げて教えを請う』くらいの心構えが必要です。

それができないのであれば、転職しない方がベターです。

③自分のやり方を押し通す人

プライドの高さにも共通していますが、自分のやり方で全てやるのは駄目です。

ベンチャー企業は大企業と違って、たいてい決まったやり方がありません。

マニュアルを整備しても、仕事内容がすぐに変わるので、都度都度、最適なやり方を選択しています。
つまり、柔軟性がないとやっていけません。

自分のやり方を持つこと自体は良いことです。
たとえば、
前職でやっていた
・数字管理の方法
・営業トーク
・コーディングスキル
・データ処理の方法
などをメンバーに共有する。

自分が良いと思った方法はどんどん出していくべきです。
ですが、他の人のやり方を取り入れることも必要です。

自分のやり方が正しいと思って進めても、仕事内容自体が変わって、別の方法がベストな選択になることもあります。

柔軟にやり方を取り入れるのが難しい人は、ベンチャー企業には向いていません。

④新聞に載るような大きな仕事がしたい人

・「○○株式会社が△△株式会社を買収」
・「××株式会社が国と提携事業を開始」
・「◎◎サービスをスタート」

このような、全国に知れ渡る仕事がしたい方は大企業で働いた方が、可能性は高いです。

ベンチャー企業は事業規模が小さく、知名度もない。

なので、まず注目されません。

新サービスを開始しても、頑張ってPRしても、なかなか誰も話題にあげません。
でも、

『トヨタが未来都市建設へ』

すぐにニュースにも新聞にもネットにも出ますよね。

えっ、まだ何もしてないやん、、、
やるって言い出しただけやん。

でも、みんなが注目する。これが大企業の知名度の力です。

大企業であれば、お金を掛けた事業も可能なので、注目を集めることも多いでしょう。

一方で、ベンチャー企業だと、サービスが相当ユニークか、相当成功しないと話題にはなりません。

巨大プロジェクトをやろうにも、相手が信用してくれません。

もし、あなたが新聞に載るような大きな仕事をしたいのであれば、ベンチャー企業は選択肢から外した方が無難です。

⑤明確な将来設計を描きたい人

3年後に昇進して、結婚して、5年後に子どもできて、課長になって、10年後にはマイホーム建てて・・・

諦めましょう。
ベンチャーで働きたいなら。

大企業なら昇進モデルもあり、ある程度、給与の予測も立つため、人生設計は可能でしょう。

でも、ベンチャー企業では困難です。

そもそも、いつまで会社が存続しているか分かりません。

昇進モデルなんてないことが大半です。
役職なんて、あるようでないようなもので、勝手に増えたり減ったりします。

ある程度の規模の会社でも、急に合併とかして、ガラっと体制が入れ替わります。

給与は調子の良いときは、大企業以上にボーナスとして出ることもあるでしょう。
でも、しばらくは安月給のまま変わりません。

と思ったら、サービスが大当たりして、急に増えることもあります。

なので、明確な将来設計を立てたい人は、大企業に居た方が良いでしょう。

⑥家族がいる人

これは強く感じたのですが、家族がいる状態で、大企業からベンチャー企業への転職は相当覚悟が必要です。

配偶者の方を、まず納得しないといけません。

子どもが居ないなら、まだ可能でしょう。
共働きで、二人で支えあえるなら、転職のリスクを取っても大丈夫です。

ただ、子どもが居たら厳しいです。まず、給料が安いため、生活に支障が出ます。

事実、私のいた会社でも子どもがいる人、できた人は、

お金を稼ぐために、どんどん辞めていきました。

また、残業が続くため、育児も大変です。

ベンチャー企業は20代、30代が大半なので、

子どもも小さく、育児の負担は大きいのに、ワンオペ。

家庭が崩壊する可能性もあります。

なので、すでに家族を持たれている方、特に小さなお子さんがいる方は、

ベンチャー企業は本当に辞めておいた方が良いでしょう。

大企業からベンチャー企業へ転職した方が良い人の特徴

①成長したい人

ベンチャーで働く意義ってほぼコレではないでしょうか。

とにかく、成長したい。

・給与低い
・激務
・インフラは脆弱
・マネージメントは勢いのみ
・社長はワンマン
・教育は手探り
・常識通じない
・取引先にナメられる
etc

こんな状況でも、挑戦できる人、成長を望む人はベンチャー企業に向いています。

こういう人が集まっている傾向もあるので、

周りからも刺激を受けて、

同世代より、圧倒的に成長の早いサイクルを回せるでしょう。

実際に、大学の同級生としばらくぶりに会って話せば、

自分の得た貴重な経験と、成長に気づけるはずです。

②仕事に熱中したい人

大企業の決まりきった仕事だと、不完全燃焼のところがある。
本当はもっと仕事がしたい。

そんな人はベンチャー企業にめちゃくちゃ向いています。

基本的なルールさえ守れば、何をしても怒られないでしょう。

とにかく、燃えるように一生懸命働きたいんだ!

という人は、ぜひ転職すべきです。

③自分の仕事の成果をもっと感じたい人

大企業は何千人、何万人もの多くの人が働いています。

そのため、一人の社員の仕事が、会社に与える影響は小さいです。

正直、5,6人くらいまとめて退職してしまったとしても、会社には大きな影響はありません。

すぐに別の部署から人が補充されて、何もなかったかのように、日々が過ぎるでしょう。

なので、なかなか自分の仕事が最終的にどのような成果になっているか、見えない部分もありますよね。

ですが、ベンチャー企業では違います。

少ない人数で勝負しているので、一人が会社全体に与える影響は大きいです。

一人抜けただけで、売上が大きく落ちることもあります。

一人が加入しただけで、会社の業績が変わることもよくあります。

自分の仕事が会社にどれだけの影響を与えているか、

間近で感じられるので、それが好きな人は向いているでしょう。

④自分の力で0から創りあげたい人

大企業では、決まりきった仕事をすることがほとんどです。

自分が思いついたこと、やってみたいことがあっても、なかなか実現できないですよね?

ですが、ベンチャー企業は経営陣も近いため、やりたいと思えば、すぐに相談できます。

あまりにお金が掛かるものはNGでしょうが、現状の業務をこなしつつなら、大体のことはやらせてもらえると思います。

何故なら、私のいた会社や、当時取引先だったベンチャー企業から考えると、

ベンチャー企業は「常に新しいこと、事業を探している」からです。

組織改革、新しい飯の種、ですね。
なので、何かやりたいことがある人は、経営陣もウェルカムです。

実際に、私がいた会社でも、
・新メディアを立ち上げて運営し、事業部化
・全社定期飲み会の実施
・社外の人を招いて勉強会開催
・チーム合宿・年度末の表彰アワード
erc・・・
などを個々の社員が提案、実行していました。

何か自分で創りあげたい、そんな想いを持つ人は、ベンチャー企業で活躍できるでしょう。

⑤夢に共感できる人

ベンチャーは小さい組織なので、待遇では人は集まりません。

何で集まるのか?

夢とやりがいです。

ベンチャー企業は元々は社長が、
「こんなことを実現したいんだ!」
という強い夢を持って創られた会社です。

そして、その夢に共感して、

この会社の仕事なら、やりがいありそうだな、

と思える人が集まります。

大企業と違い、ベンチャー企業は社長の考えが企業文化にも深く浸透しています。

夢に共感できる人は粘りが出るので、非常に強いです。

逆に、社長の考えや人柄に共感できなければ、働くのはしんどいです。

夢ややりがいがない仕事なら、給与を多くもらえる分、大企業で働いていた方が良いでしょう。

【余談

最近、やりがい搾取とか言われていますが、

やりがいを感じているなら、私は全く問題ないと思っています。

「やりがいあるけど、給与が低いことに不満」なら、転職すれば良いだけです。

騒いでる人は、今仕事にやりがいを感じていなくて、誰かに文句を言いたいだけなのでしょう。

ベンチャー企業で働く上で、会社としての夢ややりがいは重要な要素です。

ここに共感できる人は、ベンチャー企業でもバリバリ働けるでしょう。

⑥独身の人

先ほども書きましたが、ハッキリ言って、家族持ちの人はベンチャー企業に向きません。

激務だからです。
給料が低いからです。
平日に家族との時間なんて、絶望的です。

実際、私が働いていた会社で、子どもがいる人は1割くらいでした。

残りの9割が独身。20代~30代前半の人がほとんどです。
ですが、逆に独身の人はチャンスです。

自分一人の事なんて、最悪何とでもなりますよね?

帰りが遅くても誰も文句を言わない。
休日働いても、一日中寝ててもいいです。
会社潰れても、アルバイトで生活できます。

とにかく自分の成長と経験に集中できる、それが独身の特権です。

なので、本気で勝負したいんだという想いを持つ、独身の人はベンチャー企業が向いています。

⑦今、大企業で中位6割にいる人

2:6:2の法則をご存知ですか?

「2:8」のパレートの法則は聞いたことがある人も多いと思います。

上位2割が全体の8割の収益を稼ぐ。

これは、業界や商材問わず現れる法則と言われています。

それに対して「2:6:2」の法則は

社内の上位2割と下位2割は、転職する可能性が高いという話です。
大企業の役員になった人が言っていました。

上位2割は現在成果を出しているが

・もっと自分の力を試したい
・会社のビジョンに共感していない
・給料を更に上げたい
・出世で同期に抜かれた

などの理由で、現状の仕事に不満を持つ場合もあります。

しかし、結果を出しているため、転職にあまり不安がありません。

思い立ったら、すぐに移ってしまいます。

一方、下位2割は現在成果を出していない分、

  • この仕事は自分に合っていない
  • 仕事が楽しくない、きつい
  • 人間関係が疲れる
  • この会社にいても自分に未来はない

などの理由で、転職を考えることが多いです。

他の職場で光を見出そうと行動します。

現状から逃げたい想いが強いため、行動し出すと早いです。私もこのパターンでした。

一番危機感がないのは、中位6割の人たちです。

  • トップ層ではないけど、そこそこ頑張れている
  • もう少し給与欲しいが、すごく不満でもない
  • 仕事にも慣れてるし、特に何かを変える理由もない

と考えて、危機感がありません。

壁に当たっていないため、特に現状を変化させる行動はしないのです。

この中位6割にいる人たちこそ、成長したいなら、

将来を見据えてベンチャー企業に行くべきです。

何故、中位6割の人に危機感が必要か?

それは、このままだと中途半端に終わる可能性が高いからです。

(自分の力ではトップにはなれないな)
(この仕事を続けた20年後は、あんな感じかな)
(とりあえず会社にいれば、ある程度大丈夫かな)

など、頭のどこかで考えているでしょう。

これだと現状維持で終わります。

でも、世の中は変化し続けています。

今あなたが立っている足場は、実は安定していません。

今求められていることが、将来必要なくなる。

かなりグラグラなのです。

現状維持できたら、相当ラッキーです。

足場をいつでも移動できるように、足腰鍛えておかないと、いざというとき動けなくなますよ。

もしあなたが、ベンチャー企業で働きたくて、これらのどれかに当てはまるなら、すぐに情報集めをした方が良いでしょう。

ベンチャー企業は人や経歴も見ますが、年齢もかなり見ます。

タイムオーバーにならないように、気をつけてくださいね。

自分に合いそうなベンチャー企業を見つけるには

転職エージェントに話を聞きましょう。

大企業と違って、良いベンチャー企業を自分だけで見つけるのは困難です。

転職エージェントは、求人を出している企業とは必ず付き合いがあるので、細かな内情を教えてくれます。

なお、私が使っていたのは、dodaです。

私は3回転職していますが、毎回dodaを活用していました。

理由は非常にサポートが細やかで、自分の強み弱みと要望をしっかり汲み取ってくれるからです。
費用は掛からないので、登録しておいて損はないでしょう。

そして、ベンチャー企業への転職は、年齢を重ねていくほど不利になります。

なぜなら、働いている人が皆若いから。

大体、20代中心です。

ベンチャー企業は人数が少ない分、仲間意識があります。

1人入社しただけで、社内の雰囲気がガラッと変わることもよくあります。

そのため、あまりに年代の離れた人は社内雰囲気を保つために、あまり入れません。

中途入社も20代が多いです。

30代で中途入社するには、かなりのマネジメント経験が求められます。

40代は居ません。

いくら能力が高い人でも、年齢だけで書類選考を落とすなんて日常茶飯事です。

事実、私がいた会社でも、バンバン年齢で落としてました。

なので、転職エージェントで素早く情報を集めて、ベンチャー企業に行くか行かないか決断しないと、選択肢はどんどん消えていきますよ。

ベンチャー企業に転職後のキャリア

ベンチャー企業で働いた後の話もしておきます。

私のケースですが、ベンチャー企業で働いた後、また大企業に転職しました。

ベンチャーから大企業への転職は一般的に難しいとされています。

それは事実です。

大企業は新卒を大量採用して育てているので、そもそも中途採用の枠が多くありません。

新卒を自社の企業文化に染め上げた方が確実です。

ですが、「転職可能」です。

ベンチャーで自分の強みを作り、成功体験が出来れば、大企業でも採用される可能性は非常に高いでしょう。

ベンチャーで揉まれた人は強いです。

実際に私以外にも、某大手人材会社や大手コンサルなど、大企業に転職した人はたくさんいました。

もし、「ベンチャーにチャレンジしたいけど、その後のキャリアが不安」と感じている方は、

その不安をゴミ箱に捨ててください。

不安は実際に経験するまで、ずっと不安のままです。

ベンチャーで勝負したいんだ、という意気込みがある方なら大丈夫です。

やってみれば何とかなります。

まとめ

冒頭にも書きましたが、ベンチャー企業は甘くないです。

大企業でやれてる自分なら、大丈夫だろう。

は通用しません。

そして、誰にでも向いているわけでもないです。

特に家族持ちの人は、辞めておいた方が良いでしょう。

一方で、自分を本気で成長させたい、もっと自由に一生懸命働きたい、

そういう想いを持っている人は、ぜひチャレンジしてほしいです。

つらいのは間違いないですが、数年後には、見違えるくらパワーアップしているでしょう。

この記事に書いた、私のつたない経験が、あなたの役に立てば嬉しいです。

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