・会社の業績が心配
・潰れないかな
不安ですよね。
結論は、
なぜなら、
社会の変化が早くなっていて、新しい企業がどんどん出てくる時代だからです。
新しい技術やビジネスモデルが出れば、今までとは全く違った企業が台頭してきます。
すると、同じ業界の既存企業は一瞬で潰れることもあります。
・この先も安定して給料がもらえる。
・住宅ローンも安心して組める。
・大企業に入って良かった。
幻想です。
今回は会社が潰れることについてと、その対策を書いていきます。
会社が潰れる外部要因
新陳代謝
新しい技術が作られ、新しいトレンドが生まれると、新しい企業がどんどん出てきます。
これは社会全体にとっては良いことです。
古くて時代に合わなくなった企業を、新しい企業が追い越していく。
しかし、あなたがもし時代に取り残される古い企業で働いているなら、それは危険です。
景気の波
景気は好景気と不景気が交代でやってきます。
そして、歴史を見ると、10年ごとに大きな不景気が来ているのです。
■大きな景気後退
1990年 バブル崩壊(日本)
2000年 ITバブル崩壊(世界)
2009年 リーマンショック(世界)
2011年 東日本大震災(日本)
2020年 コロナショック(世界)
すごいですよね。
人為的なもの、天災など様々ですが経済に大きな影響を及ぼしました。
おそらくですが、今後も10年スパンで大きな不景気がやってくることが考えられます。
そして、こういう大きな不景気は毎回予想外の形で起こっています。
リーマンショックの時も、
「100年に1度の金融危機」
と言われ、世界経済にとんでもない影響を与えました。
コロナショックも、
「パンデミック」
として、発生前は誰も予想できていませんでした。
この大きな不景気の波を耐えられる企業は、潰れていきます。
「売上が大きい会社=安定」ではない
売上が大きいということは、社会的責任も大きい。
とある経営者のインタビューが印象に残りました。
「売上やシェアが大きいなら、それだけ責任も大きい。」
なるほどなと。
仮に不祥事が起こったり、時代の流れが変わったら一気に逆回転して、数百億の利益が数百億円の赤字に早変わりなんてこともあり得ます。
売上が大きいからといって、安定している会社、とは言えません。
利益がしっかり出ていれば、まだ安心ですが、それもいつ逆回転するか分からない。いつ潰れてもおかしくない覚悟を持っておいた方が賢明です。
潰れた主な大企業
- 山一證券
- 日本航空(JAL)
- 武富士
- タカタ
- そごう
- マイカル
- エルピーダメモリ
- リーマンブラザーズ
- パンアメリカ航空
- エンロン
一部だけみても、様々な会社が倒産しています。
景気変動だけでなく、リコール対応を失敗したり、不正会計を行ったり、社会的信用を失ったことで一気に倒産した会社もあります。
潰れるわけがない、と思われている企業でも、潰れる可能性があるという認識が必要です。
企業の存続とあなたの仕事の存続は別
ここで注意してほしいことがあります。
「会社は潰れなくても、あなたの仕事が存続しているかは別の話」
ということです。
会社は生き残るために、事業の整理や再編を行うことがあります。
すると、あなたが今までやってきた仕事は必要なくなる。
いわゆる「リストラ=再構築」が待っています。
日系企業なら、他の部署に回されることもありますが、会社によっては転職を余儀なくされる可能性もあります。
会社が残っても、あなたが仕事ができる環境がなくては意味がありませんよね。
自分に力をつけよう
会社の倒産による変化は突然来ます。
「悪いけど、新しい仕事を探してほしい」となる可能性も十分あります。
・仕事もうまくいかない。
・お財布も厳しくなる。
・不景気だから仕方ない。
・転職する勇気もない。
それで終わらせないために、ぜひ自分の牙を研いでおきましょう。
・自発的に仕事に取り組めているか?
・今持っているスキルは市場でどれだけ価値があるのか?
・どのような会社が求人募集しているのか?
自分の力が今どれだけ市場で通用するのかを知るには、客観的に見てもらうことが大切です。
私は転職エージェントを活用していました。
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また、転職は勢いも大切ですが、戦略があればよりうまくいく可能性も高まります。
別記事でまとめていますので、ご参考までに読んでみてもらえると嬉しいです。
倒産する可能性は、どんな企業にもあります。
情報化社会になって、起業や規模の拡大がやりやすくなった分、競合の成長も早く、時代の変化のスピードも増しています。
もし会社が急に危なくなっても、自分は他の会社で働いていけるような状態を目指してみてください。
ぜひ一度自分のたな卸しをし、有事に備えて牙を磨いてもらえればと思います。