正論だけでは嫌われる!組織を変える方法は?

正論を言う人

私は正論大好きです。

よく「組織はこうあるべき」と話してしまいます。

しかし、いくら正しくても、人は動きません。

そして、言った本人は嫌われます。

特に、新たな組織に入ってすぐの時期は反発が強くなり、悩みました。

でも、組織をもっとよりよくしたい!

ジレンマでした。

そんな今回は、なぜ正論は嫌われるのかと、組織を変える方法について、書いていきます。

目次

正論はなぜ嫌われるのか?

結論としては、

人間は「感情」「論理」が揃って動く生き物

だからです。

そして、感情と論理の力関係は

「感情」>「論理」

です。

正論は、「論理」の部分に刺さります。しかし、「感情」の部分には刺さりません。

つまり、正論を聞いた人は、

頭では分かったけど、気持ちが乗らない状態

になるのです。

この状態では人は動きません。

ダイエットなどが続かないのも、これが原因です。

人間は感情による支配が強いため、痩せた方が体に良い(論理)と分かっていても、運動はつらい(感情)
と思うと、やる気が起きず続きません。

私も含めて、正論ばかり言う人は、「人間は感情と論理で動く」ということを常に意識する必要があります。

組織を変化させる方法は?

仕事において、「本当はこうした方が良いのに」と感じることは誰でもあるでしょう。

それが正しいことも多いはずです。

しかし、転職や人事異動などで新しい組織に入ったばかりの頃は、要注意です。

いきなり正論をぶつけても、速攻で反発されるでしょう。

たとえば、残業・徹夜が当たり前の組織。異動したばかりのあなたが、いきなり残業廃止を提唱しても、反発にあうでしょう。

→仕事が忙しければ残業・徹夜は当たり前?

組織を変化させる、おすすめステップをご紹介します。

ステップ① 改善点はメモしておいて目をつむる

新たな組織に入ったら、

・めちゃくちゃアナログだった
・無駄な作業に膨大な時間を割いている
・前例がないことを拒む
・注力する部分が間違っている

そんなことを感じることもあるでしょう。

それを新参者のあなたが、いきなり声を上げても、他の皆は動きません。

なぜなら、あなたにこの組織での経験と実績がないから。

新参者のあなたの言葉では、論理が正しくても、感情はついてきません。

ですが、外部からきたあなたにしか分からない点を指摘することは重要です。

まずは、改善点をメモしておきましょう。

ステップ② まずはそこのやり方でやってみる

何も分かっていない、と思われている人の意見は無視されます。

たとえば、

「この資料、紙ではなくwebにした方がお客さんも使いやすいし、コスト削減もできますよ」

という提案をしても、

『何も分かってないやつが、口出しするな』

という想いを抱かせてしまいます。

私も、新たな組織に移った直後に提案して、何も動かせませんでした。

周りの人を納得させるには、

「みんなの仕事を理解していますよ」

と感じさせることが必要です。

そのために、まずは疑問を抱きながらでも、そこのやり方でやってみることをオススメします。

実際にやってみることで、より大きな課題を発見できる可能性もありますので。

ステップ③ 慣れたら改善提案を始める

その組織でのやり方を、嫌々ながらも何とかこなしていると、徐々に周りの人も認めてくれるようになるでしょう。

「新参者」ではなく、「同じ仕事をしている仲間」として言葉を聞いてくれるはずです。

そのタイミングで、メモしておいた改善提案を始めましょう。

タイミングの目安は3ヶ月程度だと考えています。

3ヶ月あれば、一通りの仕事を経験できていることが多いからです。

組織を変える改善提案をする際も、正論全開で話すのは避けましょう。

人は変化を拒みます。

正論だけでは、感情はついてこないため、寄り添いも入れつつ伝えるのがベターです。

たとえば、

組織内の情報共有に課題があると感じた場合

「一通り仕事をやってみて、めちゃくちゃ忙しいと感じた。これを毎日やっている皆さんは本当にすごいと思う。」(共感)

「そして、忙しく働かれているからこそ、個人が毎日得ている情報も非常に多く、これを眠らせておくのはもったいない」(課題提起)

「組織内で情報がもっと共有された方が、組織は活性化して、成果も出せる」(一般論(正論))

「そこで週1回、その週にあったトピックスを、各々が情報共有メールとして全員に送るというのはどうか」(提案)

「ただ、日々忙しいと思うので、負担にならないよう、トピックスの内容や個数は問わず、週報のように堅苦しくなくていい」(寄り添い)

「別に1行だけでもいい。」(寄り添い)

「やってみたら意外に楽しくなるかもしれないし」(寄り添い)

「試しに今期だけでもやってみてはどうでしょうか?」(提案)

例外

例外として、組織のトップとして入ったなら、話は別です。

嫌われようと、今のままではダメだと思ったら、一気に変化させることも可能です。

業務命令として出せば、反発心はあっても皆動くでしょう。

それで成果が出れば、自然と人の気持ちは付いてきます。

もう一つ、権力を利用したやり方もあります。

トップでないなら

「何でもお前に言われなきゃいけないんだ!?」

となりますが、

トップから「この改革の責任者に任命する」とお墨付きをもらえれば、他の人は従います。

もちろん、年齢や経験が浅かったりすると、反発されることもありますが、トップのお墨付きがあれば、皆動くでしょう。

権力を利用したやり方で、気分良くないかもしれませんが、かなり有効な手です。

押しつけはNG

押しつけはNGです。

言われたからやっている、だと感情が付いていないため続かず、自発的な行動も望めません。

全員が納得して働いている組織と、嫌々働いてる組織では、全く成果が違ってきます。

正論以外にも伝え方は色々あると思います。

まずはその組織の仕事のやり方に慣れ、そこから徐々に改善提案を始めましょう。

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