結論から言うと、徹底的にサボった方が良い理由は、
だからです。
仕事が出来る人ほど、仕事にメリハリがあります。
あなたの周りにも、普段フラフラしてるイメージなのに、仕事がめっちゃ出来る人いませんか?
そういう方は仕事に集中する時は集中して、サボる時は、本気でサボっているのです。
どんな人間でも疲れはあります。そんな時は成果も出せません。
よくあるビジネス書に出てくるような
「常に120%で仕事やっています!!」
みたいな人は実際はほとんどいません。
有名な経営者でも、隙間時間にジムで筋トレしたり、午後からゴルフしたり、読書したり、メリハリつけて仕事してますよね。
上手に気を抜いた方が、上手くいきやすいです。
では普通にサボることと、徹底的にサボることは何が違うのか。
ポイントは「仕事を頑張るために、目的を持ってサボる」ことです。
今回は「目的を持って徹底的にサボった方が良いよ」という内容を書きます。
・仕事をサボってしまって後悔している
・仕事サボりたいけど、方法が分からない
・仕事が面白くなくて、いつもサボっている
など、悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
中途半端でなく徹底的にサボることで、仕事も充実してくるでしょう。
サボり方が上手い人は仕事が出来る人!
仕事が上手い人は、サボる時も考えて徹底的にサボっています。
「徹底的にサボるからこそ、仕事をするときは集中してやる」、という好循環が生まれるのです。
ちょっとコーヒー飲んで休憩、トイレに行って休憩、タバコを一服、なんてレベルではないです。
例えば、私が新卒で入った会社で当時の役員が昔話で教えてくれたのは、
・毎月1回は仕事をサボって映画を観に行っていた。
・会社抜け出して車で海に行って遊んだ。
などです。
しかし、大企業の役員にまでなった人ですから、当然、仕事はめちゃくちゃ出来ます。
また、別の役員は
・人事評価が気にくわず、3日間会社に来なかった。
なんてこともやっていたそうです。
一見、雲の上のような存在の人でも、ずっと真面目に働いているわけではないです。
むしろ、不真面目です。
でも、こういう人たちは頑張り時は猛烈に仕事をしています。
「今週中にこの数字を達成しないといけない」
という時は自分を追い込んで、しっかり成果を出します。
そして、達成が見えた瞬間からは、死ぬほど気を抜きます。
愛人と遊んでいる人もいました。
「そのサボっている時間を仕事に充てた方が、もっと成果出るんじゃないの?」
そう思う方もいるかもしれません。
確かに、工場などで時間当たりの生産量が決まっているような仕事であれば、時間をかければ成果は大きくなります。
ただ、いわゆる営業やオフィスワークなど成果と労働時間が必ずしも比例しない職種であれば、ずっと働き続けることは集中力を落とすことにつながるだけです。
心と体を完全にリラックスさせる時間があるからこそ、仕事中に常にエネルギーに満ち溢れた状態を保つことができます。
サボるのが上手い人に共通しているのは、
時間が出来たから少し息抜きしようかな、ではないのです。
先に息抜きする時間を決めておいて、仕事の予定を入れていくのです。言い換えると、働かない時間を前もってブロックしているのです。
こうすることで、残された時間でどうやって集中して成果を出すか、真剣に考えるようになります。
繰り返しになりますが、重要なのはメリハリです。
彼らもずっとサボっているわけではありません。
徹底的にサボる時間があるからこそ、仕事に集中すべき時は全力でやらないといけない、と思えるのです。
徹底的にサボることのメリット
私が考える3つのメリットをまとめました。
1、息抜きができる
→集中して仕事をした後、完全にリラックスすることで体力も気力も回復できます。
勤務時間内だからと言って、ずっとONだと、消耗していきます。
2、自分を追い込み集中できる
→先ほども書きましたが、徹底してサボる時間があるからこそ、仕事する時は集中して頑張ろうと思うことができます。
ポイントはあらかじめサボる時間を決めておくことです。
3、仕事のアイデアが浮かびやすくなる
→少し意外かもしれませんが、仕事から離れているときほど、仕事の良いアイデアが浮かびやすくなります。
完全にリラックスしている間に脳内の情報が整理されるためです。
ちなみに私が徹底的にサボった例としては、
・仕事中に合コンした
・仕事中にプールに行った
・仕事中に家に帰って大人の動画を観ていた
などがあります。
端から見ればクソ野郎です。
どうせサボるなら、記憶に残るような盛大なサボり方をして、ネタにしようと考えていました。
サボることに罪悪感を感じる?
・「仕事をサボることは悪いことでしょ?」
・「バレたら怒られる」
・「自分にはそんなこと出来ない」
確かに一見、正しそうですね。
でも、本当にそうでしょうか?
そもそもあなたに求められている仕事とは何でしょう。
勤務時間内、きっちりとPCの前に座っていることですか?
一日中、どうでもいいクライアントの要望を聞くことですか?
違いますよね。
「決められた時間内に、与えられた目標を達成すること」ですよね。
たとえば営業職なら、
・8時間とにかく飛び込み営業して1万円受注した社員
・4時間かけて有望見込み客をリストアップし、1時間で10万円受注して、残り3時間サボっていた社員
どっちが「仕事が出来る、会社に貢献している人」ですか?
成果が測りづらい管理部門でも同様です。
・資料をまとめるために、苦手なexcelを使って5時間かけて何とか作成し、会議に間に合わせた社員
・資料をまとめるために、excel得意な人と仕事を交換しあって3時間で完成させ、+αの資料を作った上で、恋人と楽しそうにLINEしている社員
どちらが「仕事が出来る、会社に貢献している人」でしょうか?
どう考えても後者ですよね?
経営者や上司の立場に立って考えればなおさらです。
それが分かったら、
今すぐその凝り固まった脳みそを凍ったバナナでガンガン叩いて、コンニャクくらい柔らかくしてください。
サボることは悪ではないです。
繰り返しになりますが、人間はずっと働き続けることはできません。
疲れも出るし、集中力も切れる。サボって強弱付けた方が成果は出しやすいのです。
悪なのは、勤務時間内に本当は成果が出せるはずなのに、無駄に自分を縛って成果を出さない人です。
本質を理解して、工夫する・集中する・徹底的にサボる、を考えてください。
サボるための方法は?
「サボりたいとは思うけど、職場環境的に無理だよ。」
そんな時に参考になる言い訳をご紹介します。
あくまで私の意見なので、もっと上手い言い訳が思い浮かぶ人はそちらを実行してください。
言い訳
・「お腹がめちゃくちゃ痛くて」
→トイレに行っていたということで30分は確保できるのではないでしょうか。
・「タバコ吸ってました」
→喫煙所が遠い会社も増えているので、喫煙者ならアリでしょう
言い訳なしでサボるチャンス
・営業職なら営業中
・経理職なら銀行に行くとき
・メディア運営職なら、取材に行くとき
など。
とにかく外出時はチャンスですね。
そこに予め徹底的にサボる時間を組み入れて、それを守り抜くために仕事を頑張るというのもアリです。
良くないサボり方とは?
逆に良くないサボり方というものもあります。
1,「時間が空いたから、ちょっと息抜きしよう」
→これは危険です。
なぜなら、予定していなかったサボりは、仕事のやる気を奪う可能性があるからです。
改めて仕事に取り掛かるまでに時間がかかるかもしれません。
おすすめは、「時間が空いたらやること」をいくつか用意しておくことです。
スキマ時間の有効活用ですね。
2,「家に帰る」
→これは独身者に多いと思います。
家は完全にプライベートな空間なので、家に帰る=仕事は終わり、という認識が無意識にある人が多いです。
朝出勤→仕事→家に帰る(仕事終了気分)→夕方出勤して仕事。
このサイクルになるため、仕事に熱が入りません。
予め決めていても、家に帰るのは辞めた方がいいです。
などは良くないサボり方です。
基本的に「予定していない、目的のないサボり」は、仕事に対する意欲を減退させるので、避けましょう。
注意点:サボり癖がついていないかチェックしよう
サボり癖ついていませんか?
怖いのは、予定してなかったサボりが常習化して、仕事の成果が出せなくなることです。
・「ちょっと疲れたから営業中だけど、カフェに行こう。」
やっていませんか?
・「決算期までまだだし、時間空いたし、新作の鞄をネットでチェックしよう」
やっていませんか?
予め時間を決めて、徹底的にサボるのは良いことです。何度でも言いますが、サボっていない時間は集中して仕事をするからです。
自分は仕事に集中できているか?という視点で考えてみてください。
集中できていなければ、サボり癖がついています。
大切なのはメリハリで、徹底的にサボることは手段であり、目的は「仕事に集中して成果を出すこと」です。
何故サボりたいのか考えよう
そもそも、何故人はサボるのでしょうか。
①たまの息抜きをしたいから
②仕事が面白くないから
③会社の人間関係が嫌だから
大体この3つに集約されると思います。
①の場合
→何の問題もないので、引き続き目的を持って徹底的にサボってください。
②の場合
→仕事を頑張れていない状態。その仕事に合っていないパターンもありますが、本当に仕事に対して向き合っているか考えてみましょう。
自分自身に「全力で仕事してるか?」聞いてください。
NOであれば、まずはサボる前に全力で仕事した方が良いです。
③の場合
→現実から逃げたいんですよね。
人間関係はどこに行っても付きまといますが、もう本当にこれ以上関係性が良くならないなら、職場を変えた方が良いです。
私は4社で働いていますが、毎回dodaを使っていました。ダメなところをキチンと言ってくれるので、助かりました。
番外編:もし部下や後輩がサボっていたら
自分も昔サボっていたことを思いっきり語ってやりましょう。
サボり方が甘い!と諭してあげましょう。
それを聞いた部下はメリハリというものを覚えるはずです。
そして、あなたのことを尊敬するはずです。
クソ真面目で完璧な先輩・上司よりも、「なんだ、自分と同じ人間なんだ」と思ってもらえた方が、人間関係は良くなります。
サボった武勇伝を披露しても、仕事で成果を出していれば、舐められることもありません。
※あくまで私の個人的な意見です。
まとめ
・予め時間を決めて、徹底的にサボる!それ以外の時間は仕事に集中する!
・出来るあの人も意外にサボっている。
・余った時間、スキマ時間はサボらない。予め何をするかは決めておく。
・中途半端なサボり方はするな
これを覚えていていただいて、今日からの仕事に活かしてください。