アイデアってなかなか出ない時ありますよね。
結論として、アイデアをひねり出すには、
「限界まで考える→すべて忘れる→2,3日放置→リラックス→閃く!」
という一定のステップを試すことです。
ステップ1 限界まで考える
制約条件を出す
人は制限がある方が力を発揮します。
・予算無限大
・リソース無限大
・時間無制限
みたいな何でもアリの状態で考えても、現実的なアイデアは出ません。
それよりも、
・予算100万円
・関われる人数、社員2名
・過去にやったことのない施策
・季節を考慮
・3ヶ月以内に成果を出す
みたいなことの方が、アイデアは出しやすいです。
まずは、アイデアを出すための条件を書き出してみましょう。
散らかす
条件が整ったら、散らかします。
とにかく条件に合うアイデアをどんどん出します。
笑えるようなものでも、しょうもないものでも良いです。
この時のポイントはアイデアを否定しないこと。
たとえ、条件から少し外れていても、あとから取捨選択すればよいので、とにかくアイデアを出しましょう。
複数人で出す場合は、とくに否定してはいけません。
否定されると、その人は委縮してしまい、それ以上アイデアが出てこなくなります。
そして、出たアイデアはポストイットに書くことをオススメします。
この後、グループ分けしやすいからです。
☆組み合わせ法☆
新しいアイデアは基本的に既存アイデアの組み合わせです。
iphoneも全く新しい技術によるものではなく、既存アイデアの組み合わせです。
全くの無から有を生み出す必要はありません。
つまり、理論的には誰でも出せます。
組み合わせのやり方は何でも良いですが、
たとえば単語カードに単語を書いて、それを神経衰弱のように机にバラまき、組み合わせるなどです。
他にもたとえば、ソフトバンク孫会長。
発明アイデアを出すために、PCで単語を組み合わせるプログラムを組み、大学生時代に毎日5分、この組み合わせ法を使ってアイデア出しを行っていたそうです。
グループ分けする
出た数十数百のアイデアをグループ分けしていきましょう。
ここが難しい。
どういうカテゴリでグループ分けするか。
別に正解はないので、思いついた限り分けていきましょう。
すると、ある程度良さげなアイデアの方向性が見えてきます。
考える
グループ分けして、方向性が見えたら、これだ!というものが見えるまで考えます。
考えます。
とにかく考えます。
とにかくとにかく考えます。
もぉーーーー、無理!!というところまで考えます。
嫌になるくらいまで、あきらめたくなるくらいまで考えます。
ステップ2 すべて忘れて放置
限界まで考えきったら、考えるのをやめましょう。
頭の片隅にも残さないようにしてください。
もういいや!!!!
そのくらいの気持ちで、一切考えるのをやめ、全てを忘れましょう。
ステップ3 寝かす
アイデアのことについて全て忘れたら、そのまま数日過ごしてください。
特に、一生懸命考えた日はぐっすり寝るのが良いです。
寝ている間に脳が勝手に整理してくれます。
実際、世界的な有名人である、アインシュタインやエジソンも、アイデアを出すためによく寝ていたそうです。
ステップ4 リラックス
アイデアを忘れて、寝かせている間はリラックスしましょう。
おすすめリラックス方法
- お風呂
- トイレ
- 運動
- 友達と遊ぶ
- いつもと違うものを買う
- いつもと違う道を歩く
- 好きな漫画を読む
自分の日常を送ればよいです。
そして、リラックスできる方法なら何でもよいです。
そのうえで、いつもと少し違うことをして、脳に刺激を与えてみましょう。
ステップ5 閃いたらメモ
私の場合、特にひらめきやすいのはお風呂ですね。
湯船につかっているときにアイデアが思い浮かび、お風呂から出たらすぐにスマホにメモします。
浮かぶアイデアも1つではなく、2つ、3つ浮かぶことも多いです。
ただ、浮かんだアイデアはすぐに消えてしまうので、忘れる前にしっかりメモです。
よく色んなアイデアが浮かぶ人は、トイレや寝室、自室など、いたるところにペンとメモを置いているそうですよ。
アイデア出しの参考になる本
今回の記事は
・「アイデアのつくり方」(byジェームス・w・ヤング)
という名著を参考にしています。
1988年に発行された本ですが、このノウハウは現代でも通用します。
1000円未満で買えて、薄くてすぐ読める本なので、ぜひ手に取ってみてください。
アイデアは実行してナンボ
ここまでアイデアの出し方を紹介してきました。
しかし、アイデアだけでは何も変わりません。
実行してこそ仕事です。
アイデアを思い付いた人が100人いたら、そのうち実行するのは1人と言われることもあります。
それだけ、思いついたことを無駄にしている人が多いのです。
もちろん、実行するのが大変なんですが。
アイデアを実行するには周りを巻き込んでいくことが重要です。
思いついたことを、どんどん口に出したり、文章にしたりして発信していきましょう。