自分と同じ土俵に立っていたやつが、はるか先に。
「自分はいったい何をしているだ・・・。」
焦りますよね。
身近な人間が自分よりも活躍していると嫉妬も生まれます。
結論は、
「焦る必要は全くない。『差』なんて錯覚だ」
です。
私も新入社員時代の同期がいます。
私は3回転職していますが、未だに繋がりはあります。
中には、起業してめちゃくちゃ活躍しているやつもいます。
それを知って、一時期は焦っていました。
俺は何をしているんだ、と。
でも、「人生の主役は自分」と考えることで、焦りは徐々に無くなっていきました。
今回は私の体験談と、焦る必要のない根拠を紹介したいと思います。
同期と比較して苦しんだタイミング
私が同期と自分を比較して、苦しんだタイミングをご紹介します。
海外で遊んでいたとき
新卒で入社した会社を辞めて、海外に遊びに行きました。
ワーキングホリデービザだったので、アルバイトすることも出来たのですが、期間の半分は仕事していません。
仕事もせず、毎日友達とフラフラ。
昼間から公園でBBQしたり、アニメ観たり。
日本で仕事していた時がつらかったため、反動だったと思います。
しかし、しばらく遊んでいると、ふいに不安が。
「元同期は俺が遊んでいる間も、仕事して成長しているのか。」
差をつけられているような感覚に襲われ、悩む。
「日本に帰って真っ当な仕事しなくちゃ」
そう思って、帰国することにしました。
結局、同期との差に焦ったことが、帰国の原因になったのです。
なお、ワーキングホリデーの経験は、転職活動ではほぼ活かせないので、計画されている方は注意してください。
同期の結婚式に出席したとき
東京のベンチャー企業で働いていたとき、仕事量はめちゃくちゃありました。
しかし、給料は安い。残業代もボーナスもない。
そんなときに、元同期の結婚式に参加しました。
そこには、元同期が十数名いて、久しぶりに会話をします。
しかし、明らかに自分とは身に付けているものが違う。
高級スーツに高級腕時計。
パリッとした革のバックに、自信ギラギラの目つき。
一方、自分は新卒時代よりも給料が下がっているため、昔とほとんど変わらない出で立ち。
いつのまにか、自分とは違う世界にいると感じました。
ショック。
「このままずっと差をつけられていいのか?」
結婚式を終えて、自宅に帰った後、焦りがどんどんこみ上げてきました。
悔しさと焦りが混じった、つらい気持ちになりました。
なお、大企業とベンチャーの違いは、下記記事にまとめていますので、ぜひ読んでみてください。
→大企業からベンチャーへ転職した私。その理由と感想(良い面、悪い面あり)
自分の人生を自分で動かしているか
同期との差に苦しんだ私ですが、年を重ねるうちに、気づいたことがあります。
「人間全員、生まれも育ちも違うのだから、人生は比較するようなものじゃない」
「大切なのは、自分の人生を自分で動かしているか」
私は、これに強い自信を持っています。
私は新卒で大手金融機関に入り、働いていましたが、そこまでは人や社会が決めたレールで生きていました。
- 勉強して学校で良い点数取って
- 大学に入って
- 大手企業に就職して働く
それが社会が良しとするもの。
何も疑わず、ただそれが正しいと思って、そのレールに乗れるように行動してきました。
しかし、大企業を辞めて海外に行ったことで、気づきました。
人や社会が引いたレールに乗った人生は、全く面白くない。
人それぞれの生き方がある、とは、自分で自分の人生を決められるということ。
そこから、自分の思いを100%反映させて、転職や移住を繰り返しました。
・自分で住む場所を決めた
・自分で仕事を決めた
これにより、自分で自分の人生を決めてきた自負があります。
だから、同期がどういう人生を歩んでいようと、気にならなくなりました。
差があるのではなく、ベクトルが違うだけです。
もしあなたが、自分で人生を動かしている実感があるなら、大丈夫です。
人生は本当に人それぞれで、誰1人として、他人と同じ人生を歩むことはありません。
同期と比較しても、違う人生なので、無駄です。
あなたに必要なのは、自分で自分の人生を切り拓けているか。
自分で決めたという自負があるか。
それさえあれば、自分の人生に集中できるようになるでしょう。
それでも焦るなら
「自分で人生を動かしてきた実感?そんなものないよ」
「結局、同期が稼いでいたり、結婚したりすると焦る」
分かりました。
ならば、
・同期に直接話を聞きましょう
華やかに活躍しているように見える同期も、実は悩んでいることも多いです。
稼いでいても、仕事のストレスが溜まり過ぎて、うつになりかけている。
結婚しても喧嘩が絶えず、後悔している。
外からでは分からない苦悩を、抱えています。
差があるように見えるのは、錯覚です。
人生はバラバラで、ベクトルが違うのでそもそも比較なんてできません。
別に同期との差を気にするのではなく、同期と協力できるような関係になれたら良いですね。
この記事を読んで、
・自分で人生を決めている自信を持ってもらえたら
・同期との差は存在しないことを認識してもらえたら
嬉しいです。